第20回 田中文子人間失格
皆様ごきげんよう
山手朗読倶楽部でございます。
太宰治原作「人間失格」その第20回をお送りします。
読み手は山手朗読倶楽部会員 田中文子さんです。
田中文子さんのコメント
高校生のころでしょうか・・・大人へのドアを開けるように
『人間失格』のページをめくったことがあります。
暗く重いストーリーと展開、ドキリとする単語についていけず
早々に読むのを諦めました。
今回は朗読ですので、読書と違い何べんも何べんも同じところを読み返します。
最初わからなかった意味合いが理解できてくると
太宰治ってすごい観察力のある人なんだ。汚い場面は文字に書かないで
読者に想像させるんだ。だから文章がきれいなんだ。と思いました。
富豪の家に生まれ、長期にわたり学校に行かなくても成績優秀で、
よく気が付いて、笑いがとれて、イケメン。
そんな葉蔵に会って いやいや (あぶないあぶない) 見てみたいです。