第4回 北美泰子銀河鉄道の夜
皆様ごきげんよう
山手朗読倶楽部でございます。
宮沢賢治原作「銀河鉄道の夜」その第4回をお送りします。
読み手は山手朗読倶楽部会員 北美泰子さんです。
北美泰子さんのプロフィールはこちらから。
北美泰子さんのコメント
「朗読とは…横になっている文字を立てることである」
ロングラン「夕鶴」を演じられた山本安英さんの言葉です
朗読を習い出して間もない私はこの言葉に出会いこれだ!と思って今日まで 自信を失ったり迷ったりした時はこの言葉を思い出して歩みを進めてきました
私にとって言わば御守りです
今回もこの御守りを懐にして宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を読ませて頂きました
文字を立てる作業の前に難解な文章を読み解く作業が大変でした
何度か読んでいくと銀河という世俗を離れた場所で繰り広げられる生と死をめぐる壮大なドラマが見えてきました
その中で散りばめられてある花や川といった自然の描写は東北に育った自身の実体験から著されているものと思います
それらの美しい情景を殊に紙の上から立ち上げて耳を傾けて下さる方々に届けたい
そんな気持ちで読ませて頂きました
どうぞお聴き下さい